TOP > 自然療法 アトラス コア バランス 日記 > なぜ姿勢が悪くなるのか?
臨床結果に基づいて書くとあまりにも長くなるので、ここでは要点だけを簡素にまとめて見ましょう。
1)内臓は不随意筋で出来ている
2)異常を感じると硬く縮こまる性質がある
3)この時周りの筋肉も引っ張ってしまう
4)臓器によって引っ張る筋肉が違う
5)引っ張られた方向に姿勢が傾く
そうなると傾いた体を維持しようと各筋肉が頑張って、いろいろなところに痛みが出たりするんですね!
簡単な例をあげると、ストレスとか悪いものを食べたとかで腹痛が起きたときに背筋を伸ばすのが辛いと思います。これは胃が周りの筋肉を巻き込みながら縮こまってるからなんです。
この状態で立ち上がると当然猫背になってます、これに気がつかないと『腰痛』みたいなことになります。
なんで胃が簡単な例なのかというと比較的多くの神経が通ってるからなんです。
たとえば沈黙の臓器と言われる肝臓なんかは、調子が悪くなって縮こまっても肝臓自体が傷むことは殆どありません。だから気がつかずに肝臓の方向(右前)に体が倒れてたりします。
そうすると痛みが出るのは右の肩胛骨あたりだったりするんですね? この関係を知らないと痛みが出ても原因が肝臓なんて全く思いも寄らず見当違いの検査とか治療をわんさかと、、、こわいこわい。
このように内臓由来で筋肉に痛みが出る場合、肩の骨や筋肉を物理的に治療してもなんの意味もありません。だって原因が他の所にあるんだもんw
でも実際には内臓由来ではない痛みもあったりして・・・見分けるのはなかなか難しいんですよね?
なので内臓痛みの相関関係を具体的に出して、痛みが出ているところと内臓が絡んでいそうな場合、そっち方面でも考えるのが打倒なんでしょうね。
とりあえず一部ですが相関関係を書き出してみましょう。
・肝臓&胆嚢
右肩胛骨のあたりと胸椎3~4番の間の筋肉を中心に不具合が出ます。人によると酷くなると首の右側、右肩、右の薬指と小指に違和感や痛みを覚えます。姿勢は猫背気味+右に傾き右腕は内転してきます。
・胃又は小腸
左肩胛骨のあたりと胸椎間の広い部分を中心に不具合が出ます。胃や十二指腸、小腸で場所が違います。酷くなったときは左肩に強い痛みを覚えたり姿勢は猫背になります。
・膵臓
僧帽筋の下の付け根あたりが痛くなります。背骨で言うと胸椎の下の方か腰椎との境あたりに不具合が出ます。前に屈みにくくなったり、下に落ちた物を疲労のが億劫になります。
・腎臓
殿筋や股関節辺りが痛くなります。これはもろに腰痛の原因になります!つまづき易くなったり足がむくんできたら要注意です。
・大腸
太ももの外側の筋肉が張ります。これが張った状態だとバランスを崩した時に転びやすくなります。骨盤や大腿骨に負担がかかります。
・肺
背中の上部に痛みがでてそれに伴い肩が張ってきます。呼吸器系が悪い人独特の猫背になり、首から肩にかけて非常に疲れやすくなります。